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sangimi no yado より、近辺のイベントやお得な情報、観光スポットなどご紹介します。

はじめての「飛鳥・藤原の宮都」、自転車で巡ってみよう!【飛鳥地方おさんぽガイド】

2026.07.30

「飛鳥・藤原の宮都」を、一日でめいっぱい楽しむには?

現在の奈良県明日香村を中心に、橿原市(かしはらし)、桜井市にまたがる飛鳥地方には、世界文化遺産「飛鳥・藤原の宮都」の構成資産が19か所存在しています。
これらの構成資産を巡ることで、当時どのような出来事があり、どのような文化が生まれたのか、日本という国が形作られた約100年間である「飛鳥時代」の魅力を堪能することができます。
しかし、構成資産のすべてを巡るにはそれなりの時間と労力が必要です。
また、少し分かりにくい場所や他の史跡から離れた場所にあるものも多く、地図を見るだけでは「どのような順番で巡ればよいのか」「距離感がつかみにくい」といった悩みも出てくるでしょう。
そこで今回は、初めて飛鳥地方を訪れる方が、丸1日をかけて効率的かつ存分に楽しむためのモデルコースをご紹介します。
まずは歴史の詰まった明日香村内を中心に巡り、飛鳥地方の奥深い魅力を見つけてみてください。

「飛鳥・藤原の宮都」構成資産を知ろう

オリジナルマップ公開中

  • 「飛鳥・藤原の宮都」の構成資産である19の文化財と共に、それらと関連深い「飛鳥の巨石群」、そして飛鳥時代の歴史を学ぶ施設をご紹介するマップを公開しています。
    また、遺跡のロケーションを楽しんだり、郷土料理を召し上がって、より「飛鳥」を楽しめるカフェ・レストランも併せてご紹介しています。
    日本という「国」が生まれた時代と歴史を見て、触れて、感じる旅を、是非お楽しみください。

さらに詳しい情報はこちらから

2026年世界遺産登録で大注目の「飛鳥・藤原の宮都」構成資産をご紹介!【飛鳥地方おさんぽガイド】

それではさっそくツアーに出かけましょう

まずは「飛鳥王国パスポート」を手に入れよう

  • 「飛鳥びとの館」。
  • さっそく飛鳥駅前にある「飛鳥びとの館」に寄り道していきましょう。
    ここでは飛鳥地方の観光地図や数々のパンフレット・フライヤーを配布しているほか、カウンターにて「飛鳥王国パスポート」を購入することができます。
    このパスポートは一冊120円で数々の史跡・寺院・資料館など、主要施設の入場割引チケットがついている、とてもお得なチケットです。
    さらにレンタサイクルの割引チケットもついていますので、レンタサイクル利用前に購入しておくとさらにお得です。
    ただし、レンタサイクルの公式ホームページでWEB割引チケットの配布もありますので、行楽シーズンは先自転車を借りてしまうのもアリです。

移動手段は電動アシスト付き自転車

  • 駅前で借りた電動アシスト付き自転車。免許がなくても16歳以上で借りられる「特定小型原付」も貸してくれるお店もあります。
  • 明日香村観光でオススメの移動手段は「自転車」。
    村内には多少坂もあるので、体力に不安のある人は、電動アシスト付き自転車を借りましょう。
    村内のレンタサイクル店なら、どこでも電動アシスト付き自転車を用意してくれていますが、行楽シーズンには全台貸出されてしまうこともあるので、早い時間に借りるとよいでしょう。
    また、ツアー中の道中をGoogleMapでご紹介していますが、自転車設定では経路が出ない場合が多いので、基本経路は「徒歩」に設定しています。
    所要時間が表示されていますが、自転車での移動でしたら3分の1程度になると考えてください。

スタートは近鉄「飛鳥駅」から

  • 「飛鳥駅」。
  • スタート地点は近鉄「飛鳥駅」。朝いちばんに到着し、この駅前でレンタサイクルを利用して出発するという想定でモデルコースをご紹介します。
    駅前からは観光に便利なバスにも乗れますし、もちろん徒歩での観光をされる方もいらっしゃると思います。
    季節やご自分に合うスタイルの移動方法で自由にアレンジしていただければ、楽しく観光できるモデルコースです。
    今回は朝9時から夕方17時、レンタサイクル店のオープンから閉店までの8時間をフルに使って、明日香村ツアーに出かけましょう!

まずは朝からお昼までのモデルコースをご紹介

近鉄「飛鳥駅」 「牽牛子塚古墳」

それでは飛鳥駅前から自転車に乗って、最初の目的地「牽牛子塚古墳」へ向かいましょう。

  • 「牽牛子塚古墳」までは自転車で約5~6分ほど。
    飛鳥駅前にある「道の駅 あすか」向かって左側にある細い路地を利用しましょう。こういうショートカットができるのも、自転車の良いところ。
    踏切を超えて少し進むと道案内があるので、その方向へ進んでいきます。
    自転車だと古墳にかなり近い場所にある駐輪所まで登っていけます。

牽牛子塚古墳

  • 駐輪所から、なだらかな坂か階段を上がる必要があります。坂の途中には「牽牛子塚古墳」の模型があったり、「越塚御門古墳」というもうひとつの古墳もありますので、そちらも合わせて見学していきましょう。
    「牽牛子塚古墳」だけを見学するか、先に見学したい場合は、正面の階段を上るとまっすぐ着きます。
  • 「牽牛子塚古墳」。途中に内部を再現した模型があります。
  • 「牽牛子塚古墳」は、令和4年に古代天皇家墳墓の象徴である「八角形」の墳丘が復元された美しい古墳です。
    「八角形」をした古墳は全国で5基しかない大変珍しいもの。美しい形が朝顔に似ていることから、「あさがお塚」とも呼ばれています。
    7世紀後半に築造され、史上初めて二度天皇となった皇極・斉明天皇とその娘・間人皇女(はしひとのひめみこ)との合葬墓、前述した「越塚御門古墳」には孫娘・大田皇女(おおたのひめみこ)が眠っているとされています。

  • 「牽牛子塚古墳」。

「牽牛子塚古墳」 高松塚壁画館・高松塚古墳

「牽牛子塚古墳」の見学が終わったら、駅方面へ戻って「高松塚壁画館・高松塚古墳」へ向かいましょう。

  • 「牽牛子塚古墳」から「高松塚壁画館・高松塚古墳」までは自転車で約10分ほど。
    国営飛鳥歴史公園「高松塚周辺地区」の中に「高松塚壁画館・高松塚古墳」があります。
    公園内も自転車で移動して、「高松塚壁画館」すぐそばの駐輪所まで行きましょう。

高松塚壁画館

「高松塚壁画館・高松塚古墳」は、どちらから先に見学しても構いません。今回は「高松塚壁画館」から訪れてみましょう。
「高松塚壁画館」は、高松塚古墳について深く学ぶことができる施設です。
古墳から発見された壁画、出土した金具や海獣葡萄鏡などのレプリカを展示しており、古墳の全貌がわかりやすく紹介されています。

  • 開館時間

    9:00 – 17:00

    定休日

    12月29日~1月3日
    4・7・11・2月の第2月曜日(祝日の場合は翌日)

    料金

    一般/300円 高校生・大学生/130円 小・中学生/70円
    団体特別料金あり

  • 「高松塚壁画館」。

高松塚古墳

  • 続いて隣接している「高松塚古墳」へ。自転車は置いて、歩いて行きましょう。
    7世紀末〜8世紀初めに築造された終末期の円墳で、1300年前に描かれた極彩色の壁画は、1972年に発見され国宝に指定されました。
    特に西壁の「飛鳥美人」と呼ばれる女子群像は有名で、レプリカを「高松塚壁画館」にて見ることができます。
    被葬者は特定されておらず、出土品や築造年代から天武天皇の皇子(忍壁皇子や穂積皇子など)や、臣下の有力者(石上朝臣麻呂など)であるという説が有力視されています。
  • 「高松塚古墳」。

  • オススメの近隣施設①「キトラ古墳」と「四神の館」

    今回はツアーコースから外していますが、高松塚古墳と併せて見学してほしいのが「キトラ古墳」と「四神の館」
    「キトラ古墳」は高松塚古墳と同じく、国内で発見された数少ない極彩色の壁画が残る「壁画古墳」で、構成資産のひとつ。
    併設施設の「四神の館」では、キトラ古墳が発見されてから、発掘調査の過程や、大陸由来の高度な宇宙観・文化を詳しく学ぶことができます。

  • 「キトラ古墳」。他主要施設から少し距離がある・四神の館の見ごたえが素晴らしく時間がかかることで、コースからは外しました。

「高松塚古墳」と「キトラ古墳」では、期間限定で壁画の公開も行っています。
公式HPからスケジュールを確認し、見学予約をすることでどなたでも実物の壁画を見学できます。
別日を用意してぜひ訪れてほしい史跡・施設です。

  • 開館時間

    9:00 – 17:00(3月~11月)
    9:30 – 16:30(12月~2月)※入室は閉室30分前まで

    定休日

    水曜(祝日の場合は翌平日)/ 年末年始 / 臨時閉室あり
    4、7、11、2月の第2月曜日(祝日の場合は翌日)

    料金

    無料

高松塚壁画館・高松塚古墳 天武持統天皇陵

「高松塚壁画館・高松塚古墳」の見学が終わったら、次は「天武持統天皇陵」へ向かいましょう。

  • 「高松塚壁画館・高松塚古墳」から「天武持統天皇陵」までは自転車で約5分ほど。
    国営飛鳥歴史公園「高松塚周辺地区」内にはもうひとつの構成資産「中尾山古墳」があるので、時間に余裕があれば途中で立ち寄ってみてはいかがでしょう?
    公園エリアから車道に出て、道なりに進んでいくとすぐ「天武持統天皇陵」に到着します。
    階段下に自転車を止めて、上っていきましょう。

天武持統天皇陵

  • 「天武持統天皇陵」は、その名の通り「天武天皇」とその皇后で皇位を継承した「持統天皇」の合葬墳墓です。
    鎌倉時代に盗堀された時の記録が残されていたことから、被葬者が確実となったのだそう。
    天武天皇は古代律令国家体制の基礎を築き、持統天皇がその志を継ぎました。
    また天武天皇は土葬で埋葬されましたが、持統天皇は天皇として初めて火葬された人物としても知られており、日本の葬送文化が大きく変わった瞬間を示しています。
  • 「天武持統天皇陵」。

天武持統天皇陵 橘寺

「天武持統天皇陵」の次は「橘寺」へ向かいましょう。

  • 「天武持統天皇陵」から「橘寺」までは自転車で約7~8分ほど。
    途中自転車を押して通行できる地下道を通って、亀石側へ道路を渡ります。
    渡ってすぐのところに「亀石」があるので、ついでに寄っていきましょう。
    (GoogleMapでは地下道を使っていませんが、車道は危険ですので地下道を通ってくださいね)
    橘寺では「西門側」の駐輪所を利用すると良いでしょう。
  • オススメの近隣施設②飛鳥のアイドル「亀石」

    「亀石」は構成資産とは関係ありませんが、飛鳥地方の魅力の一面である「石造物」のうちのひとつ。
    ほほえんでいるようなかわいらしい表情と見た目は、まるでゆるキャラ。
    「橘寺」へ向かう道すがらで会えますので、見逃さないように気を付けて。

  • 「亀石」。

橘寺

  • 「橘寺」は聖徳太子生誕の地として有名なお寺。
    当時ここには橘の宮という欽明天皇の別宮があり、太子は572年にこの地で生まれました。
    法隆寺や四天王寺と並ぶ「聖徳太子建立七大寺」の一つであり、日本最古級の尼寺であったとも言われています。
    現在は花の天井画が美しい「往生院」や、石造物「二面石」も人気を集めています。
  • 「橘寺」。
  • 営業時間

    9:00 – 17:00(入山は16:30まで)

    定休日

    年中無休(特別な事情がある場合は除く)

    料金

    一般・大学生/400円 中・高校生/300円 小学生/200円
    団体特別料金あり

  • 「橘寺/往生院」。

橘寺 川原寺跡(弘福寺/ぐふくじ)

「橘寺」の次は、すぐ近くの「川原寺跡(弘福寺)」へ行ってみましょう。

  • 「橘寺」から「川原寺跡(弘福寺)」までは自転車でも徒歩でも2分ほど。
    車道を挟んだ向こう側にあります。横断歩道も直結するように位置しているので、橘寺の西門から北へまっすぐ進むだけで到着です。
    車道の手前側を左に行くとすぐに、きれいな公衆トイレもありますので、お手洗い休憩はこちらで済ませるのがオススメです。

川原寺跡(弘福寺/ぐふくじ)

  • 「川原寺」は四大国家寺院のひとつで、斉明天皇の川原宮跡に、子である天智天皇が建立しました。
    かつては絶大な勢力を誇りましたが、中世以降に衰退し廃寺。現在は、跡地に建つ「弘福寺(ぐふくじ)」がその歴史を受け継いでおり、地上に残る貴重な礎石群が復元整備されています。
    また「日本書紀」に記録が残る「日本で初めて写経が行われた場所」としても有名。
    弘福寺では写経体験を行っているので、海外の方や初心者でも一文字から気軽に日本の伝統文化に触れることができます。
  • 「川原寺跡」。
  • 営業時間

    9:00 – 17:00

    定休日

    年中無休(特別な事情がある場合は除く)

    料金

    一般・大学生/500円 小・中・高校生/300円
    団体特別料金あり

  • 「弘福寺」。

そろそろお昼どき。美味しいごはんを食べましょう。

ここまで紹介してきたコースをテンポよく進んでいれば、お昼ごろになっているはず。そろそろおなかがすいてきましたね。
次の目的地に行く前に、美味しいランチを食べに行きましょう!

川原寺の近くのレストランカフェ「マクロビオティックごはんcafeめぐる」

  • 今回は「あすかのまほろば」内にある「マクロビオティックごはんcafeめぐる」でランチをいただきます。
    川原寺跡から自転車で約2分。
    自転車ならお店の敷地内に駐輪できますので、そのままお店に向かいましょう。
    もし自家用車で来店する場合は、敷地内には駐車できません。敷地外に専用駐車場がありますので、そちらをご利用ください。

マクロビオティックごはんcafeめぐる

  • 「あすかのまほろば」は200年以上前に建造された豪農の屋敷の母屋を持つ複合施設。
    その厨をリノベーションして営業されているのが「マクロビオティックごはんcafeめぐる」です。
    マクロビオティックとは、玄米や野菜、海藻などの日本の伝統食をベースに、自然と調和した健康な暮らしを実現する食事法なのだそう。
    明日香村で作られたお米やお野菜、選び抜かれた安心・安全な食材を掛け合わせた、身体に良い美味しいごはんを提供されています。
  • 「あすかのまほろば」。
  • お店の前には看板が出ています。
  • 出入口とカウンター席。
  • 店内奥は、靴を脱いで上がれるテーブル席とカウンター席があります。
「あすか季節野菜のランチ」。
さっそくランチがやってきました!
  • この日いただいたのは「あすか季節野菜のランチ」
    その時々、収穫してきた旬のお野菜を中心に、玄米・お味噌汁・食養料理に食べ応えのあるフライやゼリーまで、品数たっぷりのランチメニュー。
    マクロビオティックは「身土不二(しんどふじ)」と「一物全体(いちぶつぜんたい)」という二つの考え方が主軸となっているそうです。
  • 「あすか季節野菜のランチ」。
  • 玄米ととうもろこし、噛めば噛むほど甘く、ゴマの香ばしさも加わって相性バッチリ。とうもろこしの玄米ご飯。「一物全体」の考え方から、お米は精米せず玄米をいただきます。
  • あつあつ揚げたてのフライ!とっても甘いじゃがいものシャドークイーンも、自家農園で収穫したお野菜!ゆかりのポテトコロッケ&車麩のフライ、野菜サラダ(レンズ豆梅酢ドレッシング)、シャドークイーン(紫じゃがいも)。
  • 上品なアオサの香りと、ほっとするお味。アオサのお味噌汁。マクロビでは海藻もよくいただきます。
  • 「身土不二(しんどふじ)」は、暮らす土地の旬のものを食べること
    「一物全体(いちぶつぜんたい)」は、自然の恵を残さず丸ごといただくこと
    さらにマクロビオティックでは、すべての食材と調理法に「陰」と「陽」がある、という考え方があるのだそう。
    陰陽のバランスをとって中庸(ちゅうよう)を目指すことで、自然と調和をとりながら、健康な暮らしを実現しています。
  • ごぼうの梅煮、ひじきこんにゃく、きゅうりのしぐれ味噌添え、黒ごま豆腐、座禅豆、ズッキーニとバジルのペンネ、切り干し大根と高野の煮物、揚げなすとオクラのお浸し。
  • 明日香村は米どころであり、豊富な種類の地場産お野菜もたくさん手に入ります。
    「マクロビオティックごはんcafeめぐる」は、明日香村産のお米とお野菜を使っていて、お野菜は自家農園でも栽培されています。
    お食事と一緒に出してくださった番茶や梅の葛ゼリーも含め、どれも疲れた体に素材の味と丁寧な味付けが染みわたっていくよう。
    食の面でも「飛鳥」を感じていただける食体験となりました。
  • ランチ後にいただいた手作りドリンク「甘夏スカッシュ」。白砂糖を使わず作った自家製のシロップの、優しい甘みがとっても美味しい。
  • 「マクロビオティックごはんcafeめぐる」のメニューは、テイクアウトにも対応しています。
    行楽シーズンの晴れた日には、国営飛鳥歴史公園の甘樫丘地区や、石舞台地区などでピクニックのお供にいただくのはいかがでしょうか?
  • 国営飛鳥歴史公園「石舞台古墳地区」。次の目的地のすぐそばですので、行楽日和にはここでお弁当を食べるのも良いでしょう。

次の目的地までの間にも飲食店がいっぱい!

  • ランチを終えて元気をチャージしたら、次の目的地「石舞台古墳」へ向かいましょう。
    「石舞台古墳」までは少し距離があり、その間にすてきな飲食店がたくさんあります。
    気になるお店をランチ予約して、予約時間を中心に観光をアレンジしたり、観光の休憩にも使うことができるでしょう。
    ぜひ、お出かけ前にマップをチェックしてみてください!

午後からのモデルコース

マクロビオティックごはんcafeめぐる 石舞台古墳

お昼からは、まずは「石舞台古墳」へ向かいましょう。

  • 「マクロビオティックごはんcafeめぐる/あすかのまほろば」から「石舞台古墳」までは自転車で約8分ほど。
    国営飛鳥歴史公園「石舞台古墳地区」内に、最も有名な構成資産のひとつ「石舞台古墳」があります。
    ここには村内でも最大規模の駐車場があり、駐輪場も広く設けられています。
    駐車場は有料ですが、駐輪場は無料。道を挟んだ向かい側に石舞台古墳の入場口があります。

石舞台古墳

  • 「石舞台古墳」は、飛鳥を代表する史跡のひとつ。
    古墳といえば、土を盛った小山のような姿をイメージされる方も多いと思いますが、石舞台古墳は墳丘の土が失われ、巨大な「横穴式石室」がむき出しになっています。
    外から見ると荒々しく積まれたように見えますが、内部に入ると、石材を精密に組み合わせた石室構造を見ることができます。
    同時代の横穴式石室としては国内最大級。最も大きな南側の天井石は約77トン、石の総重量は推定約2,300トン。当時、大陸から伝わった最先端の技術で築かれたと考えられています。
    これほどの規模の墓を建造した被葬者は、絶大な権力を持っていた豪族・蘇我馬子(そがのうまこ)とする説が最も有力です。
  • 「石舞台古墳」。
  • 駐輪所(駐車場)側から見る石舞台古墳の入場口。
  • 石室内。実際に入ってみるとそのスケールの大きさを肌身に感じます。
  • 石棺の復元レプリカ。発掘時には石棺は見つかっていませんが、石室にあった欠片から復元されています。
  • 営業時間

    9:00 – 17:00(最終入場は16:45まで)

    定休日

    年中無休

    料金

    一般/500円 小~高校生/200円
    団体特別料金あり
    石舞台古墳・亀形石造物特別共通券:大人/650円 小人/200円

  • 「石舞台古墳」。桜の時期には夜間特別ライトアップも。

石舞台古墳 飛鳥宮跡/苑池遺跡(えんちいせき)

「石舞台古墳」の次は、「飛鳥宮跡」「苑池遺跡(えんちいせき)」へ向かいましょう。
まずは「飛鳥宮跡」へ向かいます。

  • 「石舞台古墳」から「飛鳥宮跡」までは自転車で約6~7分ほど。
    国営飛鳥歴史公園「石舞台古墳地区」内に、最も有名な構成資産のひとつ「石舞台古墳」があります。
    ここには村内でも最大規模の駐車場があり、駐輪場も広く設けられています。
    駐車場は有料ですが、駐輪場は無料。道を挟んだ向かい側に石舞台古墳の入場口があります。

飛鳥宮跡

  • 「飛鳥宮跡」は、かつて「伝飛鳥板蓋宮跡(でんあすかいたぶきみやあと)」と呼ばれていましたが、発掘調査が進むと4代にわたる天皇の宮殿が重なるように存在したことが分かったため、現在の名前に改められました。
    現在は多くが草原の中に柱列遺構が見える程度にしか面影はありませんが、飛鳥浄御原宮にあったとされる「大井戸」と「石敷き」の復元遺構に、在りし日の宮殿を見ることができます。
    また、「バーチャル飛鳥京」というアプリを使うと、ARやVRで宮殿の様子を見られます。
    先に紹介した川原寺跡や石舞台古墳でも使えますので、観光前にダウンロードしておくと楽しみ方が増えますよ。

    バーチャル飛鳥京

  • 「飛鳥宮跡」の、飛鳥浄御原宮にあった大井戸と石敷きの復元遺構。向こうに見えるのは「甘樫丘」。

次は「飛鳥宮跡」の庭園だったとされる、「苑池遺跡」へ。

  • 「飛鳥宮跡」から「苑池遺跡」までは自転車で約1~2分ほど。
    「苑池遺跡」は地図上のピンを目指さず、「飛鳥京跡苑池休憩舎」を目指すと良いでしょう。
    ここでは屋内にベンチやテーブルがあったり、きれいなトイレもありますので、地図の確認をしたり、ゆっくり休憩することができます。

飛鳥京跡 苑池遺跡(えんちいせき)

  • 「飛鳥京跡 苑池遺跡(えんちいせき)」は、「飛鳥京」の庭園であり、日本初の本格的な庭園の遺跡といわれています。
    庭園は東西約100m、南北約280mにも及ぶ広大なもので、南北二つの池からなり、南の池には人工の島(中島)が築かれたほか、当時としては極めて近代的な「噴水の石造物」まで設置されていました。
  • 「飛鳥京跡 苑池遺跡」。

飛鳥宮跡/苑池遺跡(えんちいせき) 酒船石遺跡

「飛鳥宮跡/苑池遺跡」の次は、「酒船石遺跡」へ向かいましょう。

  • 「飛鳥宮跡苑池遺跡」から「酒船石遺跡」までは自転車で約3~4分。
    「酒船石遺跡」は「酒船石」だけではなく、「亀形石造物」もすぐそばにありますので、一緒に見学していきましょう。※「亀形石造物」の見学は有料。
    「酒船石」は階段上の高い場所にありますので、自転車は「酒船石遺跡」駐輪場に駐輪して向かいます。

酒船石

  • まずは「酒船石」を見学しに行きましょう。こちらは無料で見学することができます。
    「酒船石」は、飛鳥の文化を象徴する謎の石造物の中でも、最も有名なもののひとつ。
    不思議な溝が刻まれた花崗岩の石造物で、かつては酒や薬を造る道具と推察されていましたが、現在は周辺の遺構とともに、水を用いた「天皇の祭祀空間」であった説が有力です。
    この石がある丘陵は、天理市産の砂岩による精巧な石垣で守られており、当時の朝鮮半島から導入された高度な石工技術を垣間見ることができます。

  • 「酒船石」。

亀形石造物

  • 続いて「亀形石造物」を見学します。こちらは入場料が必要となります。
    斉明天皇の時代に建造されたとされる、ユーモラスな形状の石造物で、顔を南に向けた亀の形をしており、つぶらな目や4本指の足が特徴的。
    鼻から流れ込んだ水が円形に窪んだ甲羅に溜まり、V字状の尻尾から流れ出すという、非常に精巧な導水施設になっています。
    詳細は謎に包まれており、天皇が身を浄める場所、政治を占う施設、あるいは酒船石とともに「両槻宮(ふたつきのみや)」の一部であったなど、さまざまな説があります。

  • 「亀形石造物」。
  • 営業時間

    9:00 – 17:00(最終入場は16:45)
    12月~2月は16:00まで(最終入場は15:45)
    *酒船石は終日見学可能

    料金

    大人/300円 小・中学生/100円
    団体特別料金あり
    石舞台古墳・亀形石造物特別共通券:大人/650円 小人/200円

  • 「酒船石遺跡」。

酒船石遺跡 飛鳥寺

「酒船石遺跡」の次は、すぐ近くの「飛鳥寺」を目指します。

  • 「飛鳥宮跡苑池遺跡」から「酒船石遺跡」までは自転車で約2分。
    飛鳥寺のすぐ北側にも有料駐車場がありますが、お寺の正面にある駐車場なら30分無料。
    この飛鳥寺駐車場内に自転車置き場も完備されていますので、自転車はこちらに駐輪しましょう。

飛鳥寺

  • 「飛鳥寺」は、日本で初めて「七堂伽藍(寺院の中心的な七つの建物)」を備えた本格的な仏教寺院。
    ご本尊である「飛鳥大仏」は、飛鳥時代の仏師・鞍作止利(くらつくりのとり)の作品です。
    609年に完成した国内最古級の仏像で、建物は変わっていますが1400年間同じ場所に安置されていると言い伝えられています。
    また、お寺の裏門を出てすぐのところには、蘇我入鹿の首塚もあります。
    乙巳の変により、中大兄皇子と中臣鎌足に打ち取られた蘇我入鹿の首が、飛鳥宮跡からここまで約600mも飛んできたと伝わる場所です。

  • 「飛鳥寺」。

  • オススメの近隣施設③「奈良県立万葉文化館」

    「酒船石遺跡」「飛鳥寺」すぐそばにある「奈良県立万葉文化館」も、ぜひおさえておきたい施設。
    「奈良県立万葉文化館」は『万葉集』を中心とした古代文化に関する総合文化拠点として開館した美術館・博物館。
    敷地内には、飛鳥時代後半の大規模な工房遺跡「飛鳥池工房遺跡」が発見され、復原展示を館内から見学することができます。
    日本の古代文化に関する豊富な展示に、万葉集に関する書籍を中心にたくさんの資料が読める図書室、別館には飛鳥民俗資料館もあります。

  • 館内にはミュージアムショップや、人気のカフェレストラン「CURRYON/カリオン」も。
  • 開館時間

    10:00 – 17:30 ※入館は30分前まで

    定休日

    月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日の平日)、年末年始、展示替日

    料金

    無料(一般展示室・特別展示室は観覧無料)

飛鳥寺 飛鳥水落遺跡(石神遺跡)

「飛鳥寺」の次はいよいよ終盤。「飛鳥水落遺跡」と「石神遺跡」へ向かいましょう。

  • 「飛鳥寺」から「飛鳥水落遺跡」までは自転車で約2分。
    自転車は「飛鳥水落遺跡」のそばにある農産物直売所「夢の楽市」の駐輪場を利用します。
    石神遺跡もこのすぐそばですから、一緒に観光していきましょう。

飛鳥水落遺跡

  • 「飛鳥水落遺跡」は、日本初の「漏刻(水時計)」が設置された場所。
    660年(斉明6年)に、皇太子であった中大兄皇子によって造られました。
    東アジアの最先端技術を取り入れて建設されたこの施設により、日本で初めて「国家による時間の管理」が始まります。
    時の権力者が「時間と空間を支配する」、中央集権国家体制の形成という意味で、非常に重要な意味を持つ遺跡です。

  • 「飛鳥水落遺跡」。

石神遺跡

  • 「飛鳥水落遺跡」からすぐ近くの「石神遺跡」
    飛鳥時代に、主に外国からの使者を迎える迎賓館や、天皇の食事などを司る役所(宮内省)の役割を持っていたと考えられており、国家的な饗宴などが行われていた場所です。
    現在は遺跡保護のために埋め戻しされ、田畑が広がっていますが、出土品の石人像(せきじんぞう)と須弥山石(しゅみせんせき)、木簡や土器などは、本物・レプリカ合わせて「飛鳥資料館」で見学することができます。

  • 「石神遺跡」。

飛鳥水落遺跡(石神遺跡) 寄り道しつつ、飛鳥駅へ

お疲れ様でした。多くの構成資産・史跡を回ることができましたね!
それぞれの場所で過ごした時間や、お昼・休憩に使った時間にもよりますが、レンタサイクル返却時間を考えて、そろそろ駅方面へ戻ることにしましょう。

  • 飛鳥水落遺跡から飛鳥駅に戻るには、自転車で約15分~20分程度の時間がかかります。
    地図でご紹介している道には、明日香村の美しい田園風景が広がっています。時間に余裕があれば、右手にある「甘樫丘」に寄ってみてもよいでしょう。
    Googleの推奨ルートはやや狭い・急な下り坂になりますので、亀石交差点ではまっすぐ進んで、高松塚古墳方面へ向かって戻るのがオススメです。
    また、来た道を戻るように岡地区を目指し、カフェでゆっくりと休憩を取ったり、早めに駅前に戻って農産物直売所「あすか夢販売所」でお買い物をしたりと、時間いっぱい楽しみましょう!
  • お弁当を持ってのピクニックにも。甘樫丘展望台。明日香村を一望できる景色が魅力。
  • これを食べられるなら、観光予定を一つ二つ削ってもいいかもしれない?明日香村で一番人気の「cafeことだま」。
  • あすかルビーは奈良県のブランドいちご。冬から春にかけて、美味しいいちごがたくさん食べられるのも明日香村の魅力!「あすか夢販売所」名物あすかルビーソフト(ミックス)。

 

 


 

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