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sangimi no yado より、近辺のイベントやお得な情報、観光スポットなどご紹介します。

明日香村のストロベリーフェアで旬のいちごを食べつくそう【飛鳥地方おさんぽガイド】

2024.02.20

あすかルビー、古都華、ならあかり…いちごの季節がやってきた!

奈良県を代表する農産物「いちご」。
県内の平野部各地で生産され、県内だけではなく、近畿圏を中心に出荷され人気を集めています。
明日香村でも「あすかルビー」「古都華」などのブランドいちごを、沢山の農家さんが生産しています。
最もいちごのおいしい毎年2月から3月上旬には、明日香村の飲食店でストロベリーフェアを開催。
村内のお店がこぞって美味しい限定いちごメニューを発表し、スタンプラリーも催されます。
今回は明日香ストロベリーフェア2024に参加してきました!

明日香村では18のいちご農園でいちご狩りを体験できます。
この時期はいちご狩り農園も一番おいしい時期。ぜひ体験してみて!

明日香村で旬のいちごをたっぷり堪能しよう!

明日香村のいちご、旬は2月!

厳しい冬の寒さ迎える年末年始から翌年の5月下旬ごろまでの約半年間、明日香村では毎年村内産のいちごを主役とした長期大型イベント「あすか で いちご」が開催されます。
期間中は、首都圏などに展開するカフェで明日香村産のいちごを使ったコラボメニューが展開され、村内のいちご狩り農園が一斉に開園。
明日香村のいちごが最も甘く美味しく実る2月からは、村内の飲食店でもこの時期限定のいちごを使った様々なメニューが取り揃えられる「明日香ストロベリーフェア2024」が始まります。
さらに近鉄南大阪線・吉野線とコラボした「いちご列車」や、村内を巡回する「いちごバス」が運行されるなど、明日香村はいちご一色に。
甘く爽やかないちごをめいっぱい楽しみましょう。

明日香村で食べられるブランドいちごをご紹介。

まずは明日香村で生産されている主なブランドいちごをご紹介します。

  • あすかルビー

    2002年に品種登録された「あすかルビー」は、奈良県生まれのいちご。
    糖度が高く酸味とのバランスが絶妙で、つやのある赤色と、粒が大きく丸みを帯びた形が愛らしいいちごです。
    果肉はしっかりとしており、香りも良く、たっぷりとした果汁が口にいれるとじゅわっと広がります。
    また、あすかルビーは奈良県外への出荷が少ない為「幻の赤い宝石」とも呼ばれているそう。
    明日香村ではいちご狩り農園のすべてで「あすかルビー」を扱っています。

  • あすかルビー。生育環境によってはオレンジっぽい色のものもありますが、味には影響ありません。ヘタの近くまで赤くなってるものを選びましょう。
  • 古都華

    奈良県を代表するブランドいちご「古都華」。古都・奈良の新しい「華」となるよう、2011年に品種登録されました。
    高い糖度と優しい酸味を有した濃厚な味わいで水っぽさがなく、甘くフルーティーで強い芳香が特徴的。
    つやつやとした濃いルビーレッドの果皮に、しっかりとした果肉で日持ちしやすく、果汁もたっぷりジューシー。
    奈良県のみで生産される、希少性の高いブランドいちごです。
    明日香村の農産物直売所でも販売されていますが、早い時間で売り切れることが多いのでご注意を。

  • とても香りの良いいちご「古都華」。

さっそく明日香ストロベリーフェア2024へ行ってみた!

デジタルスタンプラリーも一緒に楽しもう!

2024年2月上旬の某金曜日、さっそく明日香村へ行ってまいりました。
明日香ストロベリーフェアの開催店舗はなんと19店舗
中にはお隣の桜井市・橿原市・高取町のお店も参加しており、広い範囲で様々なお店でフェアを開催しています。
そして、明日香ストロベリーフェアでは「デジタルスタンプラリー&プレゼント企画」が催されています。

ストロベリーフェア開催店舗で掲げられるいちごのタペストリー。

デジタルスタンプラリーでは、フェア開催店舗にて対象商品500円以上購入or飲食で、スタンプをゲット。
3店舗分のスタンプを集める毎にプレゼント抽選会に参加できるのだそう。
この日は他にも取材の予定があったため、ストロベリーフェアにすべての時間を使うことはできないのですが、事前にしっかり開催店舗をチェックして、ランチはしっかり予約済み。
目標5店舗、最低でも3店舗は巡りたいと思います。というわけでさっそく1件目へGO!

1件目 ‐ いちご農園併設のパフェ専門店「Adèle」

Adèle

1件目はこちら。
桜井市の石井いちご店さんが運営する、季節限定のいちごスイーツ店「Adèle(アデル)」
オープンして間もない11時半ごろに訪れました。この日は平日だった影響か、この時点でのお客様はひとりだけ。
さっそくカウンターでいちごメニューの注文をしましょう!


Adèle の注文カウンター。メニュー表にはパフェの中身が紹介されています。

数あるパフェの中から、本日は店名にもなっている定番パフェ「Adèle(アデル)」を注文しました。

底の方までいちごが入った大満足のパフェ。しかも1,000円以内の値段設定もうれしいところ。
店名を冠したパフェ「Adèle(アデル)」990円

こちらのメニューは生のいちごに、アイスミルク・生いちごジュレ・ホイップクリーム・生いちごソースだけのシンプルな内容。
しかし「いちごを美味しく食べる」をコンセプトに開発された絶妙なバランスで、採れたてのいちごの魅力を引き立てています。

いちごはM7粒相当(いちごの大きさなどによって増減があります)以上のいちごをふんだんに使っています。
使用されているいちごは、前述の「古都華」か「ならあかり」の2種類から、その日に美味しい方の品種を選んでいるとのこと。
この日のパフェには「ならあかり」が使われていました。
「Adèle(アデル)」は、まだまだ生産量が少なく希少な「ならあかり」をめいっぱい楽しめる数少ないお店なんです。

  • ならあかり

    「ならあかり」は、2022年1月に品種登録されたばかりのいちご界のニューフェイス。
    古都華ととちおとめなどを掛け合わせて生まれた「ならあかり」は、安定して高い糖度と適度な酸味、すっきりと清々しい甘さのあるいちご。
    綺麗な色と小ぶりながら形も良く、ケーキやパフェなどのスイーツにピッタリ。シャンパンなどのお供にもおすすめです。

  • 花弁のように美しく並べられた「ならあかり」。

パフェ「Adèle(アデル)」は「ならあかり」の爽やかな甘さと、ミルクのコクもありつつさっぱりとしたクリーム・アイスがぴったりとマッチしており、ボリュームのあるパフェですが、あっという間に美味しくいただいてしまいました!
また、Adèleでは全てのスイーツに料金を追加することで、いちごを増量する「追いいちご」が可能。
飲み物にはいちごのパフェによく合う温かい珈琲や紅茶なども提供されています。

また、店内では採れたていちごの販売を行っている場合があります。
この日はショーケースの中は空だったのですが、いちごの販売はありませんか?と伺ったところ、摘んだばかりの古都華いちごのパックを用意してくださいました。
ふるさと納税の返礼品にも選ばれている美味しいいちごをお土産に購入してみませんか?

もう一つの注目ポイントは、店内ブース。

Adèle の店舗は、農園に併設されているオープンカフェスタイルのお店。
店内には、屋根付きの屋外スペースとガーデンスペース、そして本物のビニールハウスと同じものを使ったブースがあります。
ビニールハウスのブースは真冬でもとても温かく、コートを脱いでゆっくりくつろぐことができます。
また、屋外スペースとガーデンスペースにはペット同伴OKの席も用意されています。愛犬と一緒に、美味しいいちごをめいっぱい召し上がっていただけます。

  • ぽかぽか温かいお部屋で冷たいスイーツをいただく贅沢な体験を。ビニールハウスの中はぽっかぽか。
  • 席数は40席あり、席の間には十分なスペースも設けられています。解放感のある屋外スペース。ちゃんと塀もあるので、半屋外といった感じです。

2件目 ‐ 明日香村の人気カフェ「カフェことだま」

Adèleを後にしてまっすぐ2件目へ移動。時間はお昼の12時20分ごろ。「カフェことだま」に到着しました。
明日香村で最も注目を集める店舗のひとつ「カフェことだま」は、かつて市場筋と呼ばれた風情ある通りにある元酒蔵をリノベーションした古民家カフェです。
店内は雑貨や食品の販売も行っており、アンティーク・ヴィンテージな調度品に、ドライフラワーなどを取り入れたセンスの良いインテリアも魅力的。
ゆったりと流れる明日香村の時間を過ごせます。

カフェことだま。入口ののれんは季節によって違うものが掛けられています。(これはちょっと古い写真…)
カフェことだま。店舗裏に駐車場がありますが、正面道路は一方通行なので進入時はご注意ください。

カフェことだまでは、事前にランチの取り置き予約をし、店頭で席が空くまで順番待ちをしました。
ランチタイムにあたる開店時間の11時から14時の間は、店員さんに声をかけて店頭にて順番を待ちます。
明日香村一番の人気カフェらしく、平日でも入店待ちされている方が何組かいらっしゃいます。
待ち時間の間も、順番待ち用のベンチに備えられた本を読んだり、店内の販売スペースを見たりと、飽きさせない工夫がされています。
春や秋の行楽シーズンには1時間以上の待ち時間が発生したり、早い段階でランチが売り切れる場合もありますが、今回は15分ほどで席へと案内していただけました。


ハンバーグランチ 1,600円

今回のお目当て「ハンバーグランチ」がやってきました。
カフェことだまのランチは2024年1月からリニューアルされ、従来の「ことだまランチ」と、新しく「ハンバーグランチ」が登場しました。
ハンバーグランチは、明日香村下出豆腐店の豆腐を使用した豆富ハンバーグがメイン。どちらのランチも不定期にメニューが新しくされます。
使用する器も重箱となり、品よく美しく詰められたお料理に、より一層お店のこだわりを感じます。
ストロベリーフェア開催中のハンバーグランチは「豆腐ハンバーグ いちごバルサミコソース」
ハンバーグにいちごを使用しているものは今まで出会ったことがありません…!
お肉料理にパイナップルが入っていたり、サラダにいちごが入っているというのはある種の定番ですが、この組み合わせはいったいどんなお味なのでしょう?


あすかルビーを使ったハンバーグソースは、今だけのメニュー。

うわっジューシー…!そして甘酸っぱいソースが合う…!
豆富ハンバーグとは思えないお肉感のあるジューシーなハンバーグに、バルサミコ酢のまろやかな酸味とフルーティーな味わいの中に、しっかりといちごの味と風味が感じられるソース…。
この組み合わせはとても新鮮かつ好みのお味でした!食べてみないとわからない、是非皆様にも味わっていただきたいです…!


ことだまランチ 1,600円

こちらはことだまランチ。メイン料理以外はハンバーグランチと同じものとなっています。
この日のメイン料理は「ゆで鶏の柚子マヨソース」。
その他に、ふりかけごはんと「ねぎとごぼうのポタージュ」、お重の上の段には「しば漬けポテトサラダ」「にんじんと菜の花のナムル」「さつまいものチーズキッシュ」「大根と厚揚げの鶏そぼろあん」が詰められていました。
更にごはんはプラス200円で牛すじカレーに変更することも可能。たくさん食べたい方におすすめです。
どれも旬の明日香産野菜のおいしさを活かしたお料理ばかり。明日香村の魅力が詰まったランチ内容でした…!


ランチのお供に。あすかルビーのミニパフェ 750円

更にランチデザートに「あすかルビーのミニパフェ」を注文。
大粒のあすかルビーがごろごろと入ったパフェはまったくミニではありません!
しっとり濃厚ないちごの焼き菓子と、中には爽やかな甘みのいちごアイスが入っていて、こちらのパフェも最後までしっかりいちご尽くし。
美味しいあすかルビーをお料理でもデザートでもめいっぱい堪能することができました…!
カフェことだまでは、14時以降のカフェタイムに提供される「あすかルビーのパフェ」「あすかルビーのパンケーキプレート」くるんドーナツ「いちご3」など、沢山のいちごスイーツをお楽しみいただけます。

3件目 ‐ 創業以来60年、三代目が営む和菓子店「今西誠進堂」

カフェことだまから徒歩7分ほど。「今西誠進堂」「いちご大福」を買い求めにやってきました。
こちらではお持ち帰りでいちごスイーツを購入し、いよいよ三つ目のスタンプをゲット!
帰宅してから購入したいちご大福をいただきましたが、大福部分はもちがとても柔らかく、甘さ控えめのあんこと古都華いちごの香り高い濃厚な味がぴったり!
いちごが旬のこの時期には、大福よりも大きな特大いちごを使用した「特大いちご大福」も登場します。
そのほか「苺アイスもなか」、葛を使った溶けないアイスバー「葛バー ストロベリー」もフェア対象です。


今西誠進堂 「いちご大福」 350円

4件目 ‐ 明日香村の新しい観光中心地「ASUKA STAND」


ASUKA STAND

再びカフェことだまのある市場筋へ戻り、路地へと入って少し歩き…。
「Asuka no yado」のすぐそばに新しく誕生した、明日香村の最新スポット「ASUKA STAND(明日香スタンド)」へやってきました。
こちらは明日香村商工会が運営する、ふらっと気軽に立ち寄れるコーヒースタンドのような場所。
他にもガソリンスタンドのように元気を補充できる場所、明日香村の地に立つ、などの意味を込めて名付けられたそう。
オープンしてしばらくの間は土日のみの営業でしたが、ストロベリーフェア期間は定休日の火曜日以外は毎日営業されています。

  • ASUKA STAND レジカウンター。この時期はいちごパックの販売もあります。
  • 食品、雑貨、楽器、民芸品…様々なジャンルの明日香ブランドが揃っています。店内には明日香村「地元産」のアイテムがもりだくさん。
  • 旅行先で充電ができる場所はとっても貴重。Wi-Fiも完備されています。コーヒースタンドを目指してデザインされた店内カウンター席には、充電用のコンセントが。

明日香村の新しい観光中心地でもあるASUKA STAND でも、ストロベリーフェア対象のいちごスイーツを食べられます!


米粉と葛粉のいちご生どら焼き。

こちらは、別日に他のスタッフが食べてきてくれたASUKA STANDのいちごスイーツ米粉と葛粉のいちご生どら焼き
毎朝店頭で焼いているどら焼きの皮には米粉と葛粉を使用していて、モチモチとした食感に仕上がっているそう。
このほかにも「明日香いちごのコーラフロート」も、旬のスイーツとして提供されています。
筆者もこのどら焼きをいただく予定でしたが、パフェ二つにランチをいただいてしまったので、既に満腹状態…。
今回はフェア対象商品を食べられる余裕がなく…飲み物だけ頂くことにしました…いけると思っていたのですが…。

スタンプが集まったら、景品を受け取りに行こう!

さて、スタンプラリーに3つのスタンプを押すことができたので、さっそく景品を受け取りましょう。
スタンプラリーの景品交換は「ASUKA STAND」で行っています。
また、景品引き換えの受付は11時から16時までとなっていますので、時間に注意しましょう。


みんなだいすきガラガラくじ。

景品の内容は、スタンプ3つ分でガラガラ抽選1回分の挑戦権。くじの結果で明日香村のおいしい生いちごをゲットできるというもの。
こちらのガラガラくじ、かなり高い確率で当たりの色玉を入れているらしく、当たるとまるまる1パック分のいちごをいただけます!
そしてこのくじにはなんとハズレがございません。ハズレの白玉でも、美味しいいちごを一粒いただくことができるそう。
それではいざ、挑戦!!


結果。

うん。おなかいっぱいだったからむしろこれでよかったですよ。うん。
爽やかな甘みのいちごを一粒いただき、今回のブログは締めさせていただきます…。

ストロベリーフェア2024の詳細について

  • 珈琲さんぽ いちごのババロア 630円
  • ストロベリーフェア及びスタンプラリーの詳しい内容は公式サイトをご覧ください。
    「ストロベリーフェア2024」公式サイト
    フェア開催店19店舗すべてのスタンプを集めると、抽選とは関係のない特別な景品が用意されているそうです。
    集めたスタンプはフェア期間中有効なので、皆様は無理せず自分のペースでスタンプラリーを楽しみましょう。

アクセス情報

今回訪れたお店の場所と予約情報などをご紹介します。

Adèle(アデル)

カフェことだま

  • 営業時間

    ▼平日
    10:00 – 17:00 (L.o.16:30) ランチタイム/11:00 – 14:00
    ▼土日祝
    10:00 – 18:00 (L.o.17:30) ランチタイム/11:00 – 14:00
    売り切れ次第終了

    定休日

    毎週火曜日・第3水曜日 ※不定休・夏季・冬期休業あり

    予約方法

    予約はお電話にて。お席は90分制。
    ランチ+席予約は、11時、11時30分の二枠のみ。
    その他の時間帯はランチの取り置きのみ可能。満席時は来店順に案内となります。

    公式サイト

    カフェことだま 公式サイト
    カフェことだま Instagram

今西誠進堂

ASUKA STAND

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