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明日香村 彼岸花祭り2022レポート【明日香村おさんぽガイド|Asuka no yado】

2022.10.05

稲渕棚田

棚田に実りの秋がやってきた!

季節が夏から秋へ移り変わり、稲穂がこうべを垂れる初秋。明日香村では稲穂が実り、畔には彼岸花が咲く季節となります。
稲渕地区の棚田では、例年9月中には村おこしの一環として「案山子コンテスト」が開催。
そして9月中~下旬の週末、彼岸花が咲きそろう頃には「彼岸花祭り」が行われます。
風に揺れる実った稲穂と手作りのユニークな案山子を眺めながら、里山で楽しいひとときを過ごす秋のお祭りをご紹介します。

「案山子コンテスト」と「彼岸花祭り」

ユニークな案山子がずらりと並ぶ「案山子コンテスト」

明日香村のお米と農村風景、稲渕棚田の景観を後世に残し伝えることを目的に、「明日香で育った人」と「明日香を愛する人」が主体となった取り組みのひとつ。
明日香村・稲渕棚田が棚田オーナー制度を導入した1995年から始まり、20年以上続いているコンテストです。
毎年決められたテーマによって作られたかかしが、9月から「案山子ロード」に展示されます。
後述の「彼岸花祭り」が投票期間となり、現地を訪れた方が気に入ったかかしに投票を行います。

棚田のある稲渕から、高松塚古墳のある平田地区へ抜ける「朝風峠」の、稲渕側にある約450mの道です。
稲渕棚田の「案山子ロード」。

棚田の畔に鮮やかな花が咲く「彼岸花祭り」

毎年9月中~下旬になると、稲渕棚田の畔に赤や白、黄色の彼岸花が咲き、満開となります。
週末には、稲渕棚田で「彼岸花祭り」が開催。棚田を見下ろす丘にキッチンカーや露店が集まり、「案山子コンテスト」を始め、
2022年の「彼岸花祭り」開催期間、稲渕棚田では村の中心地に比べて株の数がやや少なく感じられましたが、綺麗に開花している部分も見られました。

自然の地形に沿って緩やかなカーブを描き作られた美しい棚田。
稲渕棚田と彼岸花。

稲渕棚田へのおでかけには、臨時シャトルバスが運行。

  • 無料シャトルバスは「彼岸花祭り」限定。「飛鳥光の回廊」で運行しているシャトルバスとは別の路線となります。
  • 「彼岸花祭り」開催期間には、飛鳥駅、または石舞台古墳から稲渕棚田への送迎を行う無料のシャトルバスが運行します。
    およそ15~30分毎に一本のペースでバスが巡回します。
    稲渕棚田はその名の通り、山の斜面に自然の地形に沿って作られた棚田ですので、傾斜のある道をある程度登らなければなりませんが、シャトルバスを使うと気軽におでかけできます。
    稲渕棚田には駐車場などが無いため、シャトルバスを使わない場合は徒歩か自転車でおでかけください。

稲渕棚田の場所

2022年の「案山子コンテスト」作品

2022年のテーマは「世界平和」

コンテストでは、「マスクの似合う案山子」「絆」「思わず笑顔になる案山子」など毎年決められたテーマに沿った案山子が作成されます。
27回目となる2022年の案山子コンテストテーマは「世界平和」でした。

2022年は「お地蔵さま」が展示されました。
案山子コンテスト名物のジャンボかかし。
  • 青空の似合う笑顔。こっちまで笑顔になってしまいます。案山子ロードの始めに立っていた、とってもいいお顔のかかし。
  • 大正時代に普及した足踏脱穀機。作業するふたりの表情が楽しそう。2022年佳作入賞作品。昔ながらの足踏脱穀機と、棚田を飛ぶトンボを再現。
  • 足でペダルを踏むと、ぼうやを乗せた竜がゆらゆらと揺れます。まんが日本昔ばなしのキャラクターは、ギミックが仕込まれています。
  • 棚田の五穀豊穣を願って作られたそう。竹細工で作られた、かわいらしいお地蔵さま。
  • 女性の愛らしい顔と地球を抱く姿に、作者の優しい気持ちが込められているよう。布と毛糸、既成の服や自然の枝を使った作品。
  • お地蔵さまそれぞれの表情がとてもかわいらしくてユニーク。2022年優秀賞作品のひとつ。竹とわらを中心に、先祖からの古布を使って作られた力作のお地蔵さま。
  • 親しみのある表情と、ペットボトルで作られた風車がさわやかな作品。地元の警察や法人、店舗が作るかかしも。
  • 美しい棚田の風景に見事に調和しています。農夫が空へ白鳩を放つ様子。白鳩の躍動感が素敵。
  • 世界の子供たちに明るい未来が訪れますように、と願いを込められたそう。民族衣装の作りこみも大変美しい作品でした!2022年最優秀賞に選ばれた作品。ウクライナの女の子を中心に合唱する、世界中の子どもたち。

2022年の「彼岸花祭り」

稲渕棚田とは

  • 日本の棚田百選に選出された稲渕棚田は、中世日本…平安~室町時代に開墾されました。300枚あまりの水田と畑によって形作られています。
    平成23年重要文化的景観指定を受けた稲渕棚田。春には菜の花が咲き、初夏の田植え前後には水田に張られた水が周囲の景色を映し出す幻想的な風景を生み出し、秋は稲穂と彼岸花のコントラストが里山に映えます。
  • 初夏の稲渕棚田。
  • 明日香村で最も生産されている「ヒノヒカリ」。シンプルな塩むすびなどにしても美味!
  • 明日香村で作られた新米は、10月上旬ごろから販売されます。小ぶりながら粒立ちが良く、深い甘みのある明日香村の「ヒノヒカリ」。どんなお料理にもよく合う美味しいお米です。
  • 稲渕棚田では赤だけではなく、白や黄色の彼岸花も咲いています。国営飛鳥歴史公園・石舞台地区でも植えられたものを見ることが出来ます。
  • 白い彼岸花。

「彼岸花祭り」開催中の棚田の様子

  • 水田にはしっかり稲穂が実っています。収穫間近。彼岸花祭り開催中の2022年9月25日(日)の様子。
  • 爽やかな風に乗って蝶やトンボが気持ちよく空を泳いでいました。写真左側に見えるテントは、彼岸花祭りで設営されたお店。
  • 写真右側に小さく見えるバスが、稲渕棚田へのシャトルバス。彼岸花の株は少なく感じましたが、しっかり咲いているところも。

明日香村の名産品販売やフードコートやキッチンカーの出店も。

  • メイン会場の稲渕朝風峠広場。テントでは焼きそば、かき氷、串コンニャク、焼き餅などの軽食や、明日香村の名産品や地元野菜・果物を販売。
    別のテントには椅子やゴミ袋を設置しており、フードコートが作られていました。
    2日間の開催期間内では、バンドライブや万葉朗唱などのステージイベントも行われました。
  • キッチンカーは11時から開店。いのししのミートソーススパゲティを提供。
  • 控えめな塩加減がより一層お米の味を引き立てていて、とってもおいしかったです。
  • こちらはテントで販売されていた、キヌヒカリの新米を使った塩むすび。おむすびにピッタリのもっちりとしたお米。棚田を見渡せるフードコートの椅子に座っていただきました。

明日香村の中心地の様子

明日香村では、稲渕棚田だけではなく、中心部にもたくさんの水田があり、橘寺や飛鳥寺の周辺もたくさんの彼岸花が咲いていました。
自転車や徒歩で村内を散策しながら、沢山の方がカメラを構え観光を楽しんでいました。

  • こうべを垂れた稲穂と彼岸花が美しい橘寺。橘寺の北側は、写真家たちの人気スポット。
  • 飛鳥寺西門、蘇我入鹿の首塚の近くから撮影。右側の森のような部分は甘樫丘。飛鳥寺の周辺は水田がいっぱいに広がるエリア。
  • 日差しを避けるものは何もないので、季節によって帽子や日焼け止めは必須です。田んぼの合間はお散歩やサイクリングにも最適。

23日・24日には「飛鳥光の回廊」も開催

明日香村に幻想的な光が灯る夜

「飛鳥光の回廊」は、奈良県高市郡明日香村で2003年から行われている人気のイベント。
毎年9月の週末に二日間に渡って行われます。
石舞台古墳や岡寺など、村内の主要な史跡、寺社、施設などがライトアップされ、周辺は約二万本のろうそくの灯りでともされます。
2022年のキャッチコピーは「明日香を灯す 和のひかり」
聖徳太子誕生1450年となる2022年に、太子の生まれた地から世界へ向けて、「和」のひかりを灯すイベントとなりました。

  • たくさんのカメラファンが訪れる岡寺。岡寺の手水舎。色とりどりのビー玉を使ったライトアップが人気。
  • 幻想的なライトアップが各地で見られます。熱気球に乗り空から夜の飛鳥を眺めるアクティビティ。

アクセス

明日香村へのおでかけにはぜひ、「Asuka no yado」をご利用ください。
観光はもちろん、「彼岸花祭り」「飛鳥光の回廊」各会場へもアクセスのいい立地。
チェックイン(15:00)からチェックアウト(翌11:00)までの間なら出入りも自由に行っていただけます。
彼岸花祭りへのおでかけに便利なシャトルバスのりばやレンタサイクルのある石舞台地区へも徒歩数分。
「Asuka no yado」を拠点に、楽しい明日香村でのひと時をお過ごしください!
 

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